どうぶつえん日記

最新のどうぶつえん日記

搾乳の試み 4月9日

  コビトカバの子ども(仮の名前はヤスオ)が死亡し、現在も死因を調査中ですが、ノゾミの母乳に原因はなかったのかな?と思い、獣医師と話し合い搾乳をしてみることにしました。コビトカバのおっぱいは後ろ足の付け根付近にあるので、ノゾミを台に乗せ柵の間から手を伸ばして搾乳しました。最初は指でつまんで搾ってみましたが牛のようには出ませんでした。そこで、人用の搾乳器を使ってみました。スポイトの原理で吸ってみると少量ですが採取できました。写真は2回目の搾乳のときのもので、初回は5mℓくらい採取できサラサラの母乳でしたが、2回目のときは微量しか採取できずドロッとした母乳でした。2回目の搾乳日は子供が死亡して1週間後だったので、もう作られていないのかなと思いました。今回、採取できた量はごく少量だったので、しっかりした検査には量が足りませんでした。それでもコビトカバの搾乳は初の試みとなり良い経験となりました。今後に何か繋がればいいなと思います。(小倉 康武)

搾乳 搾乳器 乳

ありがとう ヤスオ 3月31日

  3月17日の夜にコビトカバの赤ちゃんが死亡しました。 突然のことで、私もとてもショックでした。 展示場に献花台を設置したところ、多くの方からメッセージやお花、写真、お供え物をいただきました。 この場を借りてお礼申し上げます。 また、お客様からの質問で多かったものについてお答えさせていただきます。 まず死因ですが、現在調査中ですので、はっきりしたことは分かっていません。 次に母親のノゾミの様子ですが、17日に治療のため親子を分けたときから20日までしきりに鳴いて赤ちゃんを呼んでいました。 プールと陸地を何度も何度も行き来して赤ちゃんを探しているようでしたが、21日にはほぼ鳴かなくなり、ノゾミも赤ちゃんがいなくなったことを受け入れたようです。 現在の様子はこれまでと変わりませんが、引き続き観察していきます。 それから、名前はなかったんですか? という質問も多かったです。 名前は今後、私たちが選んだ名前の候補をお客様に投票していただいて決定する予定でした。 その名前の選定もしていなかったので、赤ちゃんの名前は決まっていませんでした。 ただ、スタッフの間では、私の名前から一文字取って「ヤスオ」と呼ばれていました。仮の名前ですが愛称がありました。
 3ヶ月に満たない短い間ですが、ヤスオの誕生を喜び、成長を楽しみにしていただいた皆様応援していただきありがとうございました。 それからヤスオ、多くの人を笑顔にしてくれてありがとう。どうか安らかに…。 (小倉康武)

好奇心旺盛で、近寄ってきた際の写真 母ノゾミと屋外展示場に出た際の写真 献花台の写真

展示場の一工夫 3月30日

  昨年10月フクロウ舎がリニューアルしました。 実は内心では、ガラス面に人の映り込みを少し心配していたのですが、ふたを開けてみると、 映り込みが意外と少なく安堵していたところ、あるお客様より貴重なアドバイスを頂きました。 それは手前にある手摺りの映り込みでした。色が薄いものはガラスに映り易く、中の動物が見づらくなってしまします。 そういえば、以前に別のお客様から、後ろにあるライチョウ舎の白壁が気になるというご指摘を頂いたことを思い出しました。 日本各地の動物園でよく撮影される方で、自分の姿がガラス面に映り込まぬようわざと黒系の衣服を着る徹底ぶりに脱帽しました。
  さて、解決方法もご教示頂いたのですが、写真の通り、手摺りのガラス側の半分に黒いテープを貼ることでした。 その効果がすぐ確認できたので、以前から気になっていた部分にも貼ってみると、映り込みをぐっと目立たなくする事が出来ました。 小さな工夫が大きな効果をもたらした目からうろこの出来事でした。
  最近、よくカメラマンのお客様を見かけますが、お話を伺うと私たちとは違う視点で見ていらっしゃることに気づかされます。 これからも、お客様の声に真摯に耳を傾けて良い展示ができるよう努力していきたいと思います。ご教示頂きましたお客様、この場をお借りして御礼申し上げます。(瀧本薫)

矢印のところに黒いテープを貼りました 映り込みが目立たなくなりました

ミタケの乳歯 3月22日

  トラのミタケは1歳9ヶ月のヤンチャ盛り。昨年5月に長野市茶臼山動物園からやってきて、早10ヶ月になりました。最初に出会った頃は、下顎犬歯の2本の乳歯がまだ残っていました。 伸びつつある永久歯と二重に重なっていましたが、皆さんご存知でしたでしょうか?現在はミタケも成長し、乳歯は2本共に脱落しています。左の写真は抜けそうで抜けない乳歯がまだ残っていた頃(令和元年12月27日撮影)で、 右の写真は成長した永久歯のみのミタケです。

 そしてトラといえば、只今動物学習センターでは、特別展「われらネコ族」を開催中です。
可愛いだけじゃない。ちょっとこわい猛獣の秘密も体感できちゃいますよ~ (獣医師 北川 和也)

ミタケ乳歯の写真 特別展の写真

トキの巣台設置しました 3月20日

 3月から4月にかけてトキは、繁殖のため巣作りを行います。現在、トキ里山館で飼育しているのはBOペアという若いペアなので、もしかすると自力でどこかに巣を作り始めるのでは?と担当として淡い期待をしていました。しかし、なかなか巣作りをする様子や繁殖に向けて行動する様子が見られなかったため、先日の休園日に人工的な巣台を設置しました。
 まだ巣台に対して、BOペアは警戒しているように見えますが、たまに巣台に乗って巣材をいじっている様子が観察されています。早く自力で巣材を運んで巣作りをし、そして産卵へとスムーズに進んでほしいと願うばかりです。
 なお、BOペアと共に展示中だったオスの若鳥1羽は、今後の繁殖に影響が出る可能性があるため、非公開ケージへと移動しています。これからBOペアとメスの若鳥1羽の3羽の展示となります。ご承知おきください(木村元大)。

トキの巣設置の写真 トキの巣の写真